窓から飛び出して

外債界のご意見番を目指します

麻布十番の常識

麻布十番に住んで1年が経ちました。去る前に知っておいた方が良いルールをまとめさせてください。

 

こんにちは。仕事を休み始めて早3週間。もう曜日感覚が消えつつあります。土日や連休の有り難みが全く感じられなくなったこの怠惰な体を、今後社会へ再度の馴染ませるにはどうしたら良いんだろうと思う今日この頃です。つい先日まで何も感じずに歩いていた大手町という場所が、何も仕事がないニートからすると本当に堅苦しいなと感じます。前職周辺にはなるべく近づきたくないのですが、実は通っている歯医者がオフィスビルの地下にありまして。一時的な利便性を優先してしまった挙句、今になって苦しい体験を強いられるという悲しい有様なんです。ただ逆に、週末は絶対に丸の内・大手町に近づかないようにしていた緊張感が解け、いつ行っても別に問題ないようになりました。アレルギー反応の克服ですね。次に行く場所はそもそも国外ですし、この街とも暫くおさらばか…と少し寂しい気持ちもあるんですが、まあいつでも来れるし特に思い入れもないですね。今回の退職は、表面上「突然の自己都合による退職」で片付けられますが、私から言わせると「計画的脱出」だったわけなので、もうこの街で特に用がないことがある意味嬉しくもあります。

 

さて、街といえば私の住む街、麻布ともお別れになってしまうのは寂しい限りです (古巣の日本橋兜町や木場ももちろん寂しいですよ!???)。この街はどういう人を育てたいのか─ 私は日常を通して街の文化を考え巡らすことがよくあります。特に東京は街の雰囲気、仰々しく言うと文化が、地域によってはっきりと色が出ている都市だと感じます。麻布十番、通称「十番」に住んでまだ1年しか経っていないのですが、国外へ行ってしまう前に、私が感じ取った麻布文化を考察してまとめたいと思います。

 

1. 何麻布なのか正確に言う必要がある

麻布エリアの中心地は駅のある麻布十番なのですが、歩いている人たちは同エリアの住人がほとんどなので、どこに住んでいるのか聞かれるときは、基本的に麻布エリアに住んでいる前提で詳細な場所を聞かれることが多いです。そして麻布エリアにも色々ヒエラルキーがございまして。Tier1は広尾に近い西麻布、元麻布、Tier2がそれ以外といった具合でしょうか。有名な経営者の住宅が立ち並ぶ元麻布は、豪邸を外から見るだけでもエキサイティングな街でもあります。西麻布は芸能人が多く住むマンションが多いイメージです。庶民は基本的に坂の下のエリア、十番、東麻布、南麻布が多いです。私もこの庶民エリアに住まわせてもらっています。それでも家賃がバカ高いんですけど、閑静な住宅街でありながら、美味しい飲食店が近いという点では非常に住みやすくて好きです。また東京に戻ることがあれば、麻布に住みたいなと思います。こういった土地の階層がはっきりしているので、最近はもはや聞かなくても雰囲気だけでどのエリアに住んでいるのか人を見定めることができるようになってきました。麻布病ですね。とりあえず、麻布のマダム界隈ではどこに住んでるかの話題は頻出テーマですので、聞かれたら変に「この辺です」とか誤魔化さずに、どこのエリアなのか表明しないと会話が続かないことに注意する必要があります。庶民エリアでも別に見下されることは無く、どのお店が美味しいかとか有益情報をもらえることがあるので、怖がる必要は全くなさそうです。

 

2. 坂の名前を覚える必要がある

麻布といえば坂です。沢山の坂が存在しており、大体の場所は坂名をいえば説明できます。例えば人にお店の場所を聞くと、高確率で坂の名前を言われますので、坂の名前はまず最初に覚えた方がいい情報です。このエリアに住む人は昔から住んでる人が多いので、郷に入れば郷に従えで、坂の名前を覚えて会話ができるようになる必要があります。少なくとも自分の居住地域の周りの坂名だけでも覚えないと恥ずかしい思いをします。タクシーの運転手も大体は坂の名前を覚えているので、覚えていて実際に自分が使うこともあります。坂で道を説明できるようになったら、立派な麻布住民です。

 

3. コミュニティーを広げるにはジムに行け

私はよく近所の人と交流するにはバーに行くのですが、飲食店って麻布エリア以外から来た人も多くいますし、私の行きつけのバーは麻布住人が多くいますけど、なんせマダムが多く集まる場所なので、若者と交流するには結局ジムしかないのだなと最近になって気づきました。ジムは街に腐るほど存在しています。多分、街ですれ違って出会った若者たちは、どこのジムに行っているのか情報交換をして交流してるんでしょうね。そして勿論、ジム内のコミュニティーが活発な印象を受けます。ジムの建物自体、もはや内部を少し見せてアピールするような造りをしています。そして、他の地域だと宣伝文句が「健康第一!」みたいな感じが普通だと思いますが、麻布のジムは「楽しい!継続!結果!」みたいなフレーズをよく見かけます。とにかく、とても若いんです。

私はそもそもジムが嫌いなので大学生で通っていたきり全く行かなくなったのですが、1番嫌なのが衛生面と、面倒なコミュニケーションです。通っていたジムだけなのかもしれませんが、大体ジムのトレーナーにプライベートの誘いを受けたり、ゴリゴリマッチョ系のお客さんから体型管理の品定めされるように見られたり、なんと言っても人が集まって汗をかきに来ている時点で、もう私は行きたくないんです。自宅マンションのジムも全く使おうと思いません。なので大きな家にマシーンを置けるような財力を持つまで、私はトレーニングをしないつもりでいます。結局、若者コミュニティーが広がることなく、麻布ライフが終わってしまうことになりました。

 

一旦、以上が麻布文化のまとめですが、決してディスりをしているつもりはなく、むしろ皆さんに麻布の良さを伝えたつもりでいます。ぜひ機会があれば住んでみてください。とてもファンタスティックな街ですよ。

最後に、行きつけのバーで飲んだカクテルの写真を添えて終わります。モヒートと、シナモンスティックのやつです。最近忙しくて行けてませんが、Bar Dressさんには本当にお世話になりました。ヤクザみたいな大物経営者とか、元アイドルとか、業界の大師匠みたいな人とか、色んな重鎮が存在する個性的なバーですが、マスターも含めみなさん本当にいい人ばかりです。人生を前向きに頑張ってる人に会えます。ぜひ行ってみてください。私は「ぽん」とあだ名を付けられてるので、名前を出したらきっと分かると思います。

 

f:id:Madokiba:20240511182201j:image

 

ではまた次回もお楽しみに。

 

外債セールス ぽん

 

 

これからのこと

ちょっと身の回りの報告をさせてください。

 

こんにちは。もう噂が巡りに巡って既にご存知かもしれませんが、実は先日退職しました。こちらのBlogでは度々「労働を休止してます」と書いていたのもあり、気づいている方は多かったかと存じますが。

振り返ると、入社当初はほぼ新卒状態だったので、上司やお客様には色々ご迷惑をおかけしながら成長させて頂きましたこと、大変有り難く思います。4年間半という時間、コロナを挟んだこともありあっという間に過ぎました。。コロナの時は23歳だったのに、気付けば28歳になってしまいました。ありがたいことに、いまだに初対面の人にはよく「まだ新卒でいける」と若く見られることが多いのですが、もう私もアラサーです。今年度で29になります (ヒェ~~)。

 

日々皆様にお送りしていた毎朝の市況メールに付けるコメントも、最初は小学生の感想文レベルのことしか書けず悩んでいましたが、徐々に窓ファンだと言ってくださる方が増え、業務以外での営業の楽しさも感じさせてもらうことができました。皆様には大変感謝しております。読んでくださる方がいるからこそ、毎日大変なことも頑張れていたところがあります。そしてこちらのBlogにも訪問してくださって大変嬉しく思います。Twitterのフォロワー数があまり伸びていないのですが、URLのクリック数やBlogのアクセス数を見ると、おそらくコアな窓ファンのほとんどの方は来ていただいているような感触です。そしてなぜか、こちらのはてなブログから知ってくださって、購読している方もいらっしゃるようで (私を知らない人からすると何も面白くないと思うんですが)、より頑張ってブログを成長させていきたいなぁと思う日々でございます。

 

皆さんが1番気になっているのは次のキャリアについてかと思いますが、実は私は香港の会社に転職することになりました。同じ外債セールスですが、日本に拠点がない会社になりますので、日本を含むアジアの投資家様をカバーさせてもらうことになります。前の会社と同様、おそらく担当業態もバラエティーに富む形になりそうです (担当を投資家の業態で分けている会社は結構多いと聞きます)。そして、セールスだけでなく、ポジションヘッジなどのトレーディング業務も一部やることになります。Bloombergには6月あたりに再登場することになるので、そのあたりで会社名が知られることになるかと。勿論、お世話になった皆様には直接お電話でご挨拶できればなぁと思います。多分、最初の1週間は会社にいながらも、生活に必要な行政手続きを会社内でやることになると思うので、Bloombergに再登場してからご連絡までに少しお時間いただくことになるのかなぁと想像します。入社して最初の方はバタバタしそうですね。あ、香港に移住するといえど、日本には出張で年に2回ほど行くことになると思いますし、一生香港に住むわけではないので、あまり寂しがらないでください (そもそも寂しい人なんてあまり居ないと思ってますが笑)。日本にこのまま居たとしても、基本はこれまで通り電話やチャットのご連絡が基本でしょうし、そういう意味では大きく変わりませんね。

 

ただ、Blogは勿論、通常の市況メールでは香港ライフを書いていければなぁと思ってますので、日本にいる時よりネタ不足にはならなそうで、窓ファンの方には更にお楽しみいただけるのかなと想像しています。とはいえ、以前から、そして今でもそうなんですが、ネタ不足で日々困りつつも、内容が無さすぎるといったことは今までなかった記憶です。多分、こうやってダラダラと気持ちを文章化するのが好きなんだと思います。なのでBlog形式は結構自分に合ってる気がしています。書いてるうちに頭が整理できるというのもありますし。当ブログの初記事で書いた、社内ネタは書けないのが多いって書きましたが、改めて考えると(当たり前なんですが)、退職すると尚更書けないっすね笑。濃すぎる話は、10年後になったら書けるかもしれません。その時にこのBlogが存在するのか極めて疑い深いんですが笑。

 

ということで、まぁ私は一旦ニート状態ですので、日々人間らしい生活ができて幸せに暮らしております。自炊とか、テニスとか、きっちりした掃除とか、区役所手続きとか、友達とご飯行くとか、普通に働いているとなかなか出来ないことがまとめてできるというのは、本当にストレスフリーで素晴らしいです。欲を言えば、毎晩天体観測して撮影してたい。とはいえ月とか星が綺麗に見える時期、天気、角度等もろもろの条件が揃うことが珍しいので、引退後は星が綺麗に見える山で暮らして、広い家に立派な天体望遠鏡を設置したいなぁと考え巡らしています。港区ではちゃんと星が見えません。したがって港区はオワコンです。来月から香港女子になってしまうのですが、引退後の夢を叶えるために、現役時代にしっかりお金を貯めようと思います。円安はしばらく続きそうですし、今は出稼ぎは1番効率的でもありますね。香港は税金安いですし。

 

とりあえず今は香港への引越し作業に向けて、物の整理等を頑張りたいと思います。そういえば、関税の関係で下手したら天体望遠鏡も手放さないといけなくなるかもしれません。悲しい。。まあそんな高価なやつではないんですが、お気に入りのものを捨てるって精神的に良くないのは明らかで。何を捨てる羽目になったのか、また後日報告させてください。家に家具・家電が何もない悲しい人になるかもしれませんので、その時は皆さんに励ましをお願いするかもしれません。これが見納めになるかもしれないので、天体望遠鏡の写真でもあげておきます。サイズ感がわかるようにワイドモニターも映しました。私の自宅初公開です、非常にレアです。

 

f:id:Madokiba:20240504235931j:image

 

 

もう一度行きたいカナダ旅行

そういえば去年のカナダ旅行記をしっかり書いてませんでしたね。

 

こんにちは、尚子です。以前送っていた市況メールでは、必ず最初に「おはようございます。本日もよろしくお願いします。」と書いてコメントを始めていたので、ついこちらのブログでも同じセンテンスから始めてしまいそうになります。毎朝マーケットのUpdateでお電話する際も、チャットで情報提供する際も、業者って必ず「本日もよろしくお願いします」と最初に言うものなんでしょうか。それともあのセリフは私と周りの人達だけだったのでしょうか。兎にも角にも、また以前のように日々の情報提供ができるようになるのを、楽しみにしています。

 

さて、最近夜寝る時間が少し遅くなってしまっており、寝る前で空腹に襲われることが多いのですが、昨日はまさに自爆してしまいました。。本当にお腹が空いている時に過去写真を見ていると、カナダのバンフで食べたアルバータ牛のステーキ写真を見てしまい、これを食べにまたカナダに行きたいなと思いました。こちらがそのお写真。

 

f:id:Madokiba:20240501110504j:image

 

牛の種類はアンガスでアルバータ州で育った品種で、いわゆる「アルバータビーフ」と呼ばれるブランドです。牛肉の上に乗っているのは揚げたパンのようなものでした。付け合わせはポテトサラダとブロッコリーと、非常にシンプルなステーキプレート。ご覧の通り赤身なのですが、日本でよく流通している赤身とは全く別物です。非常に柔らかくて、臭みがなくて、今まで食べた牛肉の中で最も美味しいと感じました。カナダに行く機会があればも一度食べに行きたいです。お店はこちら:https://melissasmissteak.com/

私が注文したのはprime rib と言うもの。クラフトビールは覚えていませんが、基本何でも美味しいはずです。

こちらのお店、ランチ〜夕方の時間帯は通常のご飯屋さんなのですが、夜になると一気に雰囲気が変わり、ウェイウェイしだします。もはやクラブが開催されてる様子でした。受付の人も、昼間はいい感じの優しいお姉さんだったのに、夜になるとイカついお兄さんが店前に構えていたので、その時間帯は流石に1人で入れませんでした笑。お肉のクオリティーだけは確かなので、カナダのバンフに行かれる機会がある方は、ぜひ。バンフ市内で最も有名な Chuck's Steakhouse (https://www.chuckssteakhouse.ca/) も行ってみたのですが、個人的には上記のメリッサの方がおすすめです。価格も安い上にめっちゃくちゃ柔らかいお肉を出してもらえたので。

 

カナダ旅行といえばトロント市内からすぐ行けるナイアガラの滝やら、西側海岸の都市バンクーバーやらが有名ですが、アルバータ州のバンフこそまず行くべき場所だと強く思います。バンフ無くしては感動なし、そう断言してもいいぐらいです。いや、トロントからすぐ行けるナイアガラの滝も行った方がいいのですが、私はバンフを優先した結果、トロント旅行を諦めました。会社の本社もあるトロントをSkipした点については、同僚から oh... と言うビミョーな反応を受けたのですが、トロントなんていつでも行けるっしょと言うと、確かにねと現地人も納得。というかトロントって何もないんですよね。しかも、プライベート旅行で自社ビル群に囲まれるとか精神が休まるわけがない。

 

と言うわけで、バンフ3日間→(会社からさらに距離をとるべく) バンクーバー3日間、と言う合計6日間の旅行にしたわけですが、バンフが結構寒くて乾燥していたせいか、バンクーバーに着くなり体調不良に。しかもホテルの部屋の目の前が競合のR⚪︎Cのビルがドーン!!!!とそびえ立つ、非常に好ましくない景色で私を迎えてくれました。結局私はカナダで仕事のこと完全に忘れらないという呪いにかかっていることに途中で気づきました。あとバンクーバーはただの都市なので、逆に体調不良ぐらいでちょうどいい内容でしたね。中心地を少し散歩しても本当に何もないなぁと言う感想を持つだけ。バンフで重たいお肉を食べすぎた反動と、体調不良のせいで、バンクーバーではラーメンなどの日本食を海外に居ながらしっかり満喫できました。南無阿弥陀仏。次カナダに行くとしたら、イエローナイフでオーロラ鑑賞 → バンフで大自然満喫 → 余裕あればナイアガラ というコースで、日本食は無しが理想ですかね。

 

色々話が脱線してしまったのですが、今回1番見て頂きたいバンフの絶景写真を載せます。この写真を見せびらかすためにブログを書き始めたのに、毎回の如く導入の話が膨らみすぎててすみません。

 

バンフ市内の観光通りで正面に見える立派な山が綺麗でした

f:id:Madokiba:20240501114411j:image

国立公園がいくつかあるのですが、その途中でこのような大きな山々が沢山あって圧倒されます
f:id:Madokiba:20240501114419j:image

有名な湖「ペイト・レイク」にて
f:id:Madokiba:20240501114429j:image

名前は覚えていませんが、すぐ下の写真の湖がある近くで撮った迫力いっぱいの山
f:id:Madokiba:20240501114414j:image

今回の旅で1番感動した綺麗な湖「モレーン・レイク」。レイクって聞くと消費者金融を思い浮かべてしまいますが
f:id:Madokiba:20240501114423j:image

バンフで1番有名なフェアモント・スプリングスホテル。こちらのブログのヘッダー画像に採用しました。高すぎて私は泊まれませんでした涙
f:id:Madokiba:20240501114426j:image

 

この通り大自然に囲まれた非日常生活は、もう一度行きたいと思うほど素敵な経験でした。円安が落ち着いて行く海外旅行の候補先として、ぜひバンフを。似たような先としてスイスもあるんですが、カナダの方が迫力があるはずです。スイスも私は行きたいんですけどね。老後でも行けるし、と言うので後回しにしてしまいそうです。

 

旅行ネタで続いてしまいましたが、忘れないうちにと思い。ではまた次回!

 

外債セールス兼カメラガチ勢 窓っこなお子

 

おまけ:天気がビミョーだった中のカヌー体験

f:id:Madokiba:20240501120240j:image

 

香港が住みやすさNo.1かもしれない件

香港、意外と素晴らしいです。

 

どうもこんにちは、尚子です。今年のGWは3日間の労働日インターバルが入りつつも、それを有給で埋めてしまえば10連休になるんですね。そんな連休とは関係なしに私は先日から労働を休止してしまっているのですが、マーケットをしばらく見ないうちにFOMCの利下げ折り込みが12月へ後ろ倒しとなり、ドル円も一時160円つけたのちに154円に戻すという、まぁ改めて日本恵まれていないなぁとため息をついたGW前半でした。もう一旦、Fedが動くまで待つしかないですね。ドル安地合いが固まらない限り、円ロングが介入直後にカバーされちゃって不発に終わっちゃいます。不遇な日本人代表として、「今年はせめて1回利下げしましょうよ」とパウエルさんに手紙出そうと思います。皆様も是非ご協力ください。一言でいいので。「へいジョー、プリーズレイツカットディスイヤー、スーンアズポッシブル」と。

 

えーっと、、とりあえずよく分からないマーケットの話はするつもりはなく、先日香港に行ってきた感想をまとめようと思ってブログを書き始めたのを思い出しました。

 

今回は人生で3回目のアジア圏旅行でした。1回目は幼稚園生の時のタイランド、2回目は大学生の時のタイワン、そして今回3回目のホンコン。

タイは最近発展していて、私が訪れた20年+以上前からは都市がかなり発展しているはずなのですが、水を飲めばお腹を壊すというセオリーは今でも聞きますので衛生環境はそんなに変わらんでしょう、という印象。そして台湾は最近行った場所ですが、ビルが非常に古くて貧困の格差が凄いなぁというのが印象的でした。中心部の本当の一部しか、キラキラな世界がないといいますか。。なので、私の中でアジア=衛生的にも治安的にもあまり良くないっていうイメージが頭の中にあったのですが、香港は全然日本寄りです。古い建物はもちろんたくさん残ってるのですが、衛生環境は良いですし、治安はもしかすると日本より良いのではと思う程でした。反中国の暴動も完全に鎮圧されてますしね (逆にそれはそれで政治圧力が怖いんですが)。

 

色々いいところが見つかった香港ですが、一点先にお伝えしたいのは、そもそも旅行には向いてないです。市街地には高いビル、マンションしかないので、100万ドルの夜景で知られるビクトリアピークは見る価値がありますが、他は特にありません。今回の旅では、ただただ住みやすい街ということだけが分かりました。そして旅行中に1番見るべきビクトリアピークが天候のせいで見れなかったので、いよいよ何もないなぁと、ションボリしながら現地のワンタンメンを食べていました。で、なぜ住みやすい街かと言いますと、1) いい具合に狭くコンパクトなので週末のリフレッシュがしやすい、2) 食事が美味しい、3) 日本人街があって日本のものが手に入れやすいという3つです。

 

香港島って、想像するよりもかなり小さいんですよ。例えば週末ビーチに行くってなれば、中心街の反対の海岸まで数キロしか離れておらず、タクシーで10分ほどで着いてしまいます。あとは街からすぐそこに小さな山があるので、ちょっとしたハイキングもしやすいんです。山好きの私にとってはだいぶ嬉しい環境。

そして食事もかなりレベルが高いです。香港といえばやはり中華料理とエッグタルトがローカルフードとして有名で、もちろんそれらも十分美味しいのですが、タイ料理やベトナム料理などを独自のレシピで提供するようなシャレオツなお店も結構あって、お店の開拓は楽しめそうな街だなと思いました。

そしてジャパニーズタウンが数ヶ所あるのですが、そこではまるで日本にいるかと錯覚するレベルで、日本製商品・食材が豊富なショッピングセンターがあったりと、日本での生活が再現しやすそうな街だなという印象でした。日本人が海外に住むとしたら、ニューヨークでもなくロンドンでもなく、香港イチオシです、私個人的には。そして時差も1時間ですからね。

私の地元は福岡なのですが (実家は長崎の離島になっちゃいましたが)、香港から帰国する際についでに福岡へ帰省した際に、改めて距離の近さを実感しましたね。香港から福岡までたったの3時間で着いたので (東京までだと5時間)、福岡人からすると北海道旅行に行くのと変わらない感覚で香港に行けちゃいます。もちろん台湾や上海の方が全然近いんですけど、でもまぁそこは大差ないです。

 

長々と色々書きましたが、とりあえず今回の旅のベストフォト3枚のご紹介で締めくくります。

 

f:id:Madokiba:20240430152325j:image

九龍から見た香港島:ずっと天気が悪くビクトリアピークから夜景が全く見えずに萎えていたところ、九龍から見る中心街の夜景を目に収めることができ、やっと香港らしい写真撮れたと感動した一枚。そういう時に限って相棒のSonyカメラを持っておらず、iPhoneで撮影。

 

f:id:Madokiba:20240430152414j:image

九龍の裏路地:これは九龍らしさを細かく表現できた傑作写真。私のカメラスキルの自慢ということです。

 

f:id:Madokiba:20240430152503j:image

そびえ立つ細いマンション:中心街から少し離れると高層マンションが立ち並んでるのですが、その細さで大丈夫なのかと不安になる景色です。香港は地震がほぼないので、こういう造りでも経済成長を維持できるんですね。

 

最後まで読んで頂き有難うございました。

外債セールス 休止中の窓っこ尚子でした。また次回!

 

お久しぶりになってしまいました

 

こんにちは。そしてお久しぶりです。

おそらくこちらのサイトに訪れて頂いている方の殆どは、私を知っている方だと思い巡らしているのですが、外債市況メールとして配信しておりました、旧「木場の窓」では多くの方にご愛読いただきましたこと、大変感謝申し上げます。2021年のコロナ禍でまだフル在宅だった頃、江東区の木場に移住してから「木場の窓」という名前で配信がスタートしたのですが、いつの間にか「木場」要素が徐々に消え去ってしまい、ついには港区日記に変容してしまったわけなのですが、変わらず皆様に日々読んで頂いたこと、大変有り難く思っております。

 

さて、最新のメールでもお伝えしたとおり、今後はブログという自由に発信できる場所で、思い思いのネタを書いていこうと考えています。よく「最近ネタがない」というのを週に一度のペースで苦言していましたが、正確にいうと「書けないネタが多い」という意味でした。当初は社内ネタというのを定期的に書いていたのですが、登録者数が増えるに従って口コミも有難いことに広がり、社外のお客様がうちの同僚に私のメールを勧められるという、謎の逆営業が起こり、途中から社内の人にも配信していたという訳なのです。そうすると、以前書いていたような社内の面白ネタは書きづらいですし、登場人物やネタのチョイスも、もはや自分の首と天秤にかけながら取捨選択しているという、寿命に悪影響を及ぼしかねない状況になっていたので、最初から自然と社内ネタを排除するようになりました。いずれの時点ではスピンオフ(?)と言いますか、自由に発信できる場所を作りたいと思うようになり、今回は労働を休止したタイミングで、こちらのブログを開設した次第です。

 

さて、例のメールでお馴染みの、羽Newゆづるネタ、社会への不満ネタは引き続き書き続けたい訳ですが、それよりもこのブログの長所を生かして、写真を載せた旅行ネタや天体観測ネタも書いていきたいと考えています。更新した際にはTwitter (Xと呼ばないのは私個人の気持ちの問題) でお知らせする形を取ろうと思います。まだフォローしていない方は是非フォロー宜しくお願いいたします。

https://twitter.com/madokiba

 

ブログで情報を配信するというのは人生で初めての試みでして、しっかりと継続していくことがまず第一の目標になる訳ですが、従来のメール配信スタイルは読者側が受信したものを読むという受動的な形式だった一方で、今回は読者の方が手を動かしてサイトに訪れてもらうという能動的な形式に変わるという点において、それなりのハードルを既に感じておりますが、窓ファンの方に十分満足していただけるような文章力を引き続き目指して頑張りたいと存じますので、見守っていただけたら幸いです。

 

外債界の辛口セールス 窓っこ尚子

 

f:id:Madokiba:20240428011639j:image

カナダのボウ湖で会ったリスちゃん